まとめ
| 項目 | 知っている (Knowing) | 理解している (Understanding) |
|---|---|---|
| レベル | 表面的 | 深い・本質的 |
| 対象 | 情報・事実 | 意味・関係性・構造 |
| 状態 | 点としての知識 | 体系化された知識 |
| 能力 | 再現・暗唱 | 説明・応用・創造 |
| 問い | What, Who, When | Why, How |
1. 知っていること (Knowing)
- 状態: 情報や事実を、点として記憶している状態。
- レベル: 表面的、断片的。
- できること: 記憶から情報を引き出すこと(暗唱、再現)。
- 対応する問い: 「何?」「誰が?」「いつ?」「どこで?」
- 例:
- 日本の首都が東京であることを知っている。
- 物理の公式「E=mc²」を知っている(暗記している)。
- 自転車の乗り方を手順として知っている(頭で覚えている)。
「知っている」だけでは、「なぜそうなるのか」「他のこととどう関係するのか」という理解には至っていない。
2. 理解していること (Understanding)
- 状態: 原理や関係性を体系的に把握できている状態。知識が線や面で繋がっている状態。
- レベル: 深く、本質的、構造的。
- できること:
- 自分の言葉で他人に説明できる。
- 応用したり、別の状況で活用したりできる。
- 物事の本質を捉え、予測や創造ができる。
- 対応する問い: 「なぜ?」「どのように?」
- 例:
- なぜ東京が日本の首都になったのか、その歴史的・政治的・経済的な背景を理解している。
- 「E=mc²」が何を意味し、質量とエネルギーが等価であることを理解し、原子力の原理などを説明できる。
- なぜそのペダルの漕ぎ方で自転車が前に進むのか、バランスを取るにはどうすれば良いのかを体で理解し、実際に乗ることができる。
